2026年1月、大牟田に新しい大使が誕生しました。

普通なら、物語の主役は一人です。

ところが、まこパーティーさんの活動を追うほど、登場人物は増えていきます。

曲の名前を考えた小・中学生。レコーディングやステージに参加した小学生。紙芝居の絵を描いた高校生。木枠を作った工業高校の生徒たち。

まこパーティーさんが一人で大牟田を宣伝している、という話ではありません。さまざまな世代が、それぞれの得意な方法で「伝える側」へ加わっているのです。

まこパーティーさんの活動から、大牟田の魅力を伝える方法を考えます。今回は出演歴の多さではなく、子どもや学校へ参加が広がっていく流れを追います。

この記事は、大牟田市、福岡県、本人公式サイトの公開情報をもとに編集した人物・活動紹介です。本人へのインタビューに基づく記事ではありません。

正式な肩書きは「大牟田大使」

まこパーティーさんは、大牟田市出身のタレント・MCです。本人の公式サイトでは、ラジオ、イベントMC、ものまね、SDGsステージなどの活動が紹介されています。

2026年1月26日、大牟田市役所で「大牟田大使」に就任しました。

ここで押さえておきたいのは、正式な肩書きが「大牟田観光大使」ではなく、「大牟田大使」であることです。

大牟田市は、SDGsの取り組みを含む大牟田の魅力を広く発信する存在として、まこパーティーさんを紹介しています。

ただし、活動の始まりは就任日ではありません。公表資料をさかのぼると、大使になる3年前の2023年には、すでに子どもたちを巻き込んだ発信が動き始めていました。

1,627件。子どもたちは、曲の「受け手」で終わらなかった

2023年に始まったのが、SDGsをテーマにしたオリジナル楽曲の制作です。

完成した曲は、『未来へ繋ぐストーリー~SDGsで変わる大牟田の未来~』。作詞はまこパーティーさん、歌唱は本人と大牟田市内の小学生が担当しました。2024年には、大牟田市SDGsプロモーション楽曲に認定されています。

注目したいのは、完成した曲を子どもたちに聴いてもらうだけで終わらなかったことです。

曲名は、市内の小学校・中学校・特別支援学校の児童生徒から募集されました。学校の給食時間に楽曲を聴いてもらい、集まった案は1,627件。人数ではなく、曲名案の数です。

最終的に選ばれたのが、現在のタイトルでした。

地域の取り組みは、ともすれば大人が決め、子どもへ「知ってもらう」形になりがちです。この曲では、名前を考えるという入口が用意されました。

曲を聴くだけでなく、題名を考えるという参加口が設けられた点に、この取り組みの特徴があります。

歌やステージに参加する子どもたちを「チームメイト」と呼ぶ

最初のレコーディングには、市内の小学生6人が参加しました。振り付けも、まこパーティーさんと市内の小学生が担当しています。

その後、活動に参加する子どもたちは「チームメイト」と呼ばれ、2024年は2代目の9人、2025年は3代目の7人が、学校や市内外のイベントでSDGsステージを行いました。

呼び名だけで関係のすべてを判断することはできません。

それでも、公表されている活動を見る限り、そこにあるのは、一人が話して子どもたちが聞くだけの場ではありません。歌い、踊り、舞台に立つことで、子どもたち自身にも発信する役割が生まれています。

一曲が、高校生も加わる紙芝居になった

発信の形は、音楽からさらに広がりました。

2025年、この楽曲をモチーフにしたSDGs紙芝居『おさむらいねずみ はやてとジーズー』の制作が始まります。

脚本は、まこパーティーさん。

絵を担当したのは、明光学園高等学校の美術コース・美術部。紙芝居の木枠を制作したのは、三池工業高等学校の社会基盤系土木科です。物語では、SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」と、目標12「つくる責任 つかう責任」が扱われています。

2026年1月26日の完成披露では、3代目チームメイトのうち4人が紙芝居を読みました。

歌から物語へ。作詞から作画へ。ステージからものづくりへ。

一つのテーマに、年齢も学校も得意分野も異なる人たちが、それぞれの手段で参加しています。ここに、この活動の面白さがあります。

大牟田で生まれた声を、まちの外へ

2026年2月5日、まこパーティーさんと3代目チームメイトは、福岡市で開かれた「福岡県SDGs推進フォーラム with Rethink PROJECT」のオープニングアクトに出演しました。

大牟田で生まれた楽曲が、子どもたちとともに市外へ届いたことになります。

まこパーティーさん自身も、FMたんとの「お昼どきTANTO水曜日」「YEGげなばってん!」をはじめ、ラジオやイベントMCを通じて地域の内外で活動しています。

大牟田の中で日常的に声を届けながら、その名前や取り組みを外の舞台へ運ぶ。

ただし、外へ運ばれているのは、一人のタレントの知名度だけではありません。曲名を考えた児童生徒、歌やダンスに参加した小学生、紙芝居を形にした高校生まで含む、大牟田での協働そのものです。

大使が一人増える。その先に、発信する人が増えるまちへ

ここからは、公表資料を踏まえた編集部の見立てです。

地域の大使と聞くと、本人が大きな声でまちの魅力を語る姿を想像します。けれど、伝え方はそれだけではないはずです。

曲名を考える。歌う。踊る。絵を描く。木枠を作る。紙芝居を読む。

関わり方が一つではないから、歌が得意な子も、絵を描く子も、ものづくりを学ぶ高校生も発信に加われます。

公表された活動からは、子どもたちが歌や絵、ものづくりを通じて発信に参加する場が増えていることが分かります。

まこパーティーさんが大牟田大使になったことは、大きなニュースです。

しかし、この活動の本当の広がりは、大使の人数では測れないのかもしれません。

次にマイクを持つ人が、何人増えたか。

「おおむた、これから。」は、その続きを追っていきたいと思います。

まず、活動に触れてみる

大牟田市の公式ページでは、楽曲のミュージックビデオと振り付け動画が公開されています。親子で見てみる、市外に住む大牟田出身者へ共有する、今後の出演情報を本人公式サイトで確かめる。そこから始められます。

まこパーティーさん自身の歩みや、大牟田大使就任までの背景は、OMUTA City Lifeのインタビューでも詳しく紹介されています。

掲載内容は2026年9月10日時点で確認した情報です。出演番組、活動内容、チームメイトの構成などは変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

確認した情報源

公開情報の確認日:2026年9月10日。本記事は公開情報をもとに編集部が独自に編集したもので、本人へのインタビュー記事や関係者から委託を受けた案内ではありません。

おおむた、これから。編集部

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